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【ポイント1】
幼稚園の年長から高校入試までを考えたときに、最も大切な時期は6歳から9歳の3年間です。
この時期に目で考える力(視考力)を育てることができるか、できないかでその後の学力の伸びが
大きく異なります。
視考力は、あらゆる思考活動の基礎を作りますので、一生の財産ともいえる力なのです。
【ポイント2】
どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」は、中学生で習う「方程式」と「関数」につながるように
工夫されています。
【問題】
マッキーと ラッキーは おちばひろいを しをています。マッキーは 3ぽ あるくたびに 2まい、
ラッキーは 2ほ あるくたびに 1まいの おちばを ひろうことが できます。
では、2人あわせて ちょうど 14まいの おちばを ひろうには なんぷん かかるでしょう。2人とも
あるく はやさは 1ぽで 1ぷん かかります。2人は いっしょに スタートします。
【解説】
講師のカニといいます。よろしくお願いします。
どんぐり倶楽部の算数の問題は、風変わりな問題が本当に多いんです。
作者の糸山先生は、「これを絵に描いて考えてみよう」と言っています。
今、このホームページを読んでいる保護者の皆さんも、この問題を絵に描いてみませんか?
・・・(沈黙)・・・
では、私が描きます。・・・絵が下手なのは、勘弁してくださいね。
●マッキーは、3歩あるくたびに2枚の落ち葉を拾うことができます。
●ラッキーは、2歩あるくたびに1枚の落ち葉を拾うことができます。
2人の歩くテンポは異なるので、タイミングがなかなか合いません。
スタートして3分たちました。マッキーは落ち葉を拾う作業が終わりましたが、ラッキーは既に次の作業に入っていますので、仕方なくマッキーも落ち葉を拾い続けます。
4分たちました。ミッキーはこれで動作が2回完了しましたが、マッキーがまだ2回目の作業中です。
6分たったところで、どちらも丁度作業が終わりました。合計マッキーが2回、ラッキーが3回作業をしました。
2人は、「今初めて、お互いに追いついた」のです。
(私たちも小学生の頃に、「二つの異なった数字が、お互いに追いつく」ことを習いましたね。)
ここで、お子さん達は絵を描くことを通して、「二つの異なった数値は、何倍かに直さないと共通で使えないこと」、すなわち「最小公倍数」を学んだのです。さて、続けましょう。
6分たった時点では、マッキーは落ち葉を4枚、ラッキーは落ち葉を3枚拾っただけなので、2人併せても落ち葉は7枚しかありません。
2人の最小公倍数が「6分→落ち葉7枚」です。落ち葉を14枚集めるには何分かかるのでしょうか?
そこで、「6分で、落ち葉7枚」なのだから、「落ち葉14枚」集めるためには「6分」を何回繰り返すのかを、
考えなくてはならなくなりました。
「落ち葉7枚が、14枚になる。・・・これって、「2倍」になった訳だから、「6分」の方も2倍になるんだよね。
ねえ、お母さん?」
そうです。これは「比率」の概念なのです。
ちなみに、この問題は、「6年生」で出てくる「6:7=X:14 Xの値を求め
なさい」と同じ問題なのです。糸山先生は「6年生の問題」を、1年生の子に、
ぐりぐりと考えさせていたのでした。ひぇ〜
お子さん達の絵に「6:7」+「6:7」が描いてあれば、「最小公倍数」ならびに「比率」の思考過程を踏んでいることが確認できます。、そして計算が正確であったから、「12分」の答えが出るのです。
糸山先生は、よく「すげ〜」と添削答案に描きますが、この考えた過程についての評語が「すげ〜」なのです。
糸山先生の「良質な算数の文章問題」を添削するにあたっては、考えてい過程を最重視しています。
糸山先生から「同じ問題を、何回解いてもいいんですよ。」と言われた意味が今解かりました。すげ〜。
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